IRP1250旋回式クラッシャーによるセラミック工場解体作業
モノーポリ市では、セラミック製品の大手メーカーである旧トニャナ工場の解体が2007年1月末に始まり、予定では2007年6月まで続けられることになっています。
その後、旧工場跡地をすべて埋め立てて、ショッピングセンターの建設に着手する予定です。この工事は、土木・建築・道路工事を専門とするIntini Angelo s.r.l.社が行っています。
工場の敷地面積は約56,000平方メートル、解体物の総量は約52,000立方メートルで、その後、適切に分別された廃棄物が処理される予定です。解体内容は鉄筋コンクリート構造、プレハブコンクリートの屋根と間仕切り、大型ガラス天窓を持つ1階倉庫などです。また、厚さ100 cmの鉄筋コンクリートで構成された地下室もあり、それが広い面積を有しています。同社は、1台のショベルで一次解体と金属補強材との分離の両方を行える汎用性の高い旋回式クラッシャーを選択しました。
そこで選ばれたのが、重量約46トンの日立ZAXIS 460ショベルに搭載されたIRP 1250でした。現場では、Indeco HP 12000 – HP 9000のバケットやブレーカを搭載した別のショベルも使用し、解体物を処理しています。
Intini社がブレーカを使用するのは今回が初めてです。従来は油圧ブレーカを使用していましたが、近年の骨材処分の規制で解体物の分別が必要となりました。そこでこの選択が必須になったわけですが、実際には小割機の使用が作業スピードにもプラスに作用しており、良い結果をもたらしているのです。