ブラジル:HP 4000 FSブレーカがサンパウロで活躍中
市内の主要環状道路を完成させるために使われているブレーカ
サンパウロ中心部を囲む176 kmの長さで知られるマリオ・コバス環状道路SP-21は、20年以上前からブラジルで最も重要な環状道路として、サンパウロの都市圏を走るすべての高速道路の接続点として利用されてきました。この名前の由来は、「ロドアンネル」の第一区間の工事が完了する前年、2001年に亡くなったサンパウロ州知事のマーリオ・コバスへ捧げられたものです。その後、2019年末の完成を目指す北側区間を除き、残りの区間も順次完成していきました。
この工事が完成すると、市内の交通の流れがスムーズになり、また環状道路の東西区間の接続が良くなることで、グアルーリョス国際空港とサントス港の間のアクセスが改善されることが期待されます。このほど、リサイクルのための廃棄物処理作業を専門に行う解体業者R3CICLOが購入したIndeco HP 4000 FSブレーカが、作業で使用されました。日立のZX 350型ショベルに搭載されたブレーカは、高速道路北部の47.6 kmの道路建設に向け、1日150 m³の岩盤除去作業を約200時間実施。これによりIndeco製品の高い効率性を証明し、2018年にIndeco Brazil社の顧客となったR3CICLOグループの選択に結果で報いることに成功しました。