ロッキー山脈で2台のHP 5000がダムを解体
アメリカのワイオミング州ダグラスにあるLaPreleダムの解体はロッキー山脈で最も大規模かつ複雑なプロジェクトのひとつです。高さ42メートル、長さ100メートルにも及ぶこのダムの解体によって排出されるコンクリート廃材は1万トンを越えると想定されています。Big Sky Civil Constructors社とMontana Civil Contractors社の合弁事業にゆだねられたこのプロジェクトでは、小松製作所製の大型油圧ショベルPC490-11とPC800-8の2台のHP5000 (欧州市場におけるHP3000) が使用されることになっています。ショベルカーとブレーカは、2020年よりINDECO社の正規リース・アシスタントサポートセンターとして機能するニュージャージー州ウィリアムズタウンにあるMike Beeler Equipment Services社が提供します。
1909年に建設されたこのダムは、2024年、地方政府によって崩壊の危険があるとして解体が決定されました。このプロジェクトは、環境面と経済面における特有の課題への取り組みが求められます。ダムの劣化とそのすべてが崩壊する危険は、地元の農場やインフラにとって大きな脅威でした。このプロジェクトの枠組みは2024年9月に決定し、LaPreleの灌漑管理局は大惨事となりうる決壊を避けるため、ダムの水を抜くように命じました。LaPreleダムは、家畜の飼育にこの水が必要な畜産農家を含む100以上の灌漑利用者に水を供給しています。つまり、このダムを解体するということは、最大で4年間、水の供給量が減少することになります。
ダムの水に依存する多くの人がいるからこそ、このプロジェクトを成功させるには時間的要素が大きく関与しています。唯一無二の性能と能力を備えていることから、INDECO社製機器が選ばれたのは当然の結果といえるでしょう。
Montana Civil ContractorsのハイリーチオペレーターCody Barone氏は、「INDECO社のブレーカは、性能はもちろん、扱いやすさという面においても、他社製品を超越しています。INDECO社製ブレーカとは比較になりません。他の製品では85 MPaの鉄筋コンクリートを解体するのは不可能でしたが、INDECO社のブレーカにかかれば、粉砕も簡単です。毎日休むことなく、1日11時間作業していますが、一度も故障したことはありません。これまで使ってきた中で、ずば抜けて最高のハンマー